HOME 法人概要 提言 シンクタンク 知恵と体験の博物館 World Art Diary 知恵の継承塾 専門家養成/検定 メンバー/コラボ
 
 
 
 
 
 
 

知恵塾 異分野セミナー その2 開催の報告

2010.9.07(火)18:30~21:00
会場:乃木坂 アイム・パーソナルカレッジ教室

 
  テーマ「育て、伸ばす」大人の知恵
 
 

第1部「子どもたちの時代感覚と表現」

講師:朝倉勇 詩人/コピーライター

 
   講座はワークショップ形式で行われました。
朝倉氏が審査員をしている「第35回「動物愛護に関する標語コンクール」((社)日本動物園水族館協会主催、環境省後援)で集められた標語が題材となりました。
  それらの標語は、全国の加盟動物園・水族館への訪問者がその場で投票したものです。この講座では、予選通過の約300点からさらに選ばれた20点の標語が対象になりました。シミュレーションとして、各受講者が審査員となり、金賞5点を選びました。その中から環境大臣賞1点を選び、なぜそれを選んだかのコメントを参加者それぞれが発表しました。
  そして、実際の審査結果と各受講者が選んだものとを比較したところ、環境大臣賞の標語と今回の1位に選ばれた標語が同じになりました。
  その後、動物や自然環境について意見を述べ合いました。
 
 

第2部「子どもに伝える地球」

講師:海野和三郎 天文学者/東京大学名誉教授

 今年の夏はなぜ暑かったのか? から始まり、地球はどうやって気温を調整しているのか? 太陽エネルギーで地面は何度まで上げられるのか? 海の中に透過した太陽エネルギーはどこへゆくのか? ソルト・フィンガー(塩の指)や北極海の役割、太陽光発電、太陽熱発電、地熱海洋発電の重要性などを、講義しました。
  海野氏の講座は、地球の自然を知るうえでの基礎の基礎といえるものでした。現在の日本の義務教育にはない、高校でも理系進学者のみの科目でしか扱わない内容でした。理科教育に関する一つの問題が再認識されました。

 
  後記
受講者はさまざまな分野の方の集まりでもあったので、その専門家ならではの意見が出されました。これらは、知恵の継承の大きなテーマです。
今後も知恵塾で話し合っていく予定です。(S)
 

   
プライバシーポリシー 法人概要