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朝倉 勇
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朝倉 勇
 
 
 
 
 

3月という月
2015.03.28

 

 桜の声がしきりです。
しかし、その前に3月という月がある。

 1945年3月10日夜、大量のアメリカ空軍B29による東京大空襲で、およそ都民10万人の死者が出たのでした。ひと晩で10万人。これまで、こんなに悲しい記録が、人類の歴史にあったでしょうか。

 ナチスドイツの非人道的なユダヤ人弾圧は、いまも語られています。人間が人間に対して行った最も非道な仕打ち。ユダヤ民族とその宗教、思想に対し軍事力をもってナチス独裁国家が行ってしまったことでした。その深い反省から戦後のドイツは平和と友好を基本にする国づくりを始め、今日の繁栄を実現し、欧州連合EUも実現しました。

 一方、3月10日の東京大空襲はどうでしょうか。行った国に反省はあったのでしょうか。その悲劇は、さらに巨大な地獄ヒロシマとナガサキとなってしまいました。
  その実情を描いた「原爆の図」は、いま世界の市民にとって貴重な証言となっていると思います。しかし、アメリカでの展示となると複雑のようです。拒否する地域もあるでしょうから。

 人類が少しでも賢くなり、よりよい社会の創造に向かうためには、歴史の事実から目を背けない勇気が必要ではないでしょうか。「非」を非として認める勇気と考察、そして知恵が欠かせないと思うのです。

 3月が来ると、私はこんなことを思ってしまいます。
桜の花びらが散り始めました。散っていった兵士(市民)たちを散る花に連想しながら、桜並木を歩きました。

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  (2014年3月28日) 朝倉 勇
   
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